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日本三大弁財天・江島神社にお参りしよう!

更新日時:2022/12/12

毎年恒例になっている銭洗い企画も今年で4回目です。今回は日本三大弁財天として有名な「江島神社」にある”銭洗白龍王(辺津宮)”にお参りしてまいりました。

七福神として有名な弁天様は、水の神であり、幸福・財宝を招き、芸道上達の功徳を持つ神様として信仰されています。日本三大弁財天には諸説ありますが、下記がよく言われているもののようです。

宝厳寺竹生島神社(滋賀県・竹生島)
大願寺厳島神社 (広島県・厳島)
江島神社 (神奈川県・江の島)

江島神社は、田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)を祀る「辺津宮(へつみや)」、 市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)を祀る「中津宮(なかつみや)」、多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)を祀る「奥津宮(おくつみや)」の 三社からなる御社。祀られている三女神を江島大神と称されています。古くは江島明神えのしまみょうじんと呼ばれていたそうですが、神仏習合によって、弁財天女とされ、江島弁財天として信仰され今日に至るとのこと。

江島縁起によると、鎌倉には昔、悪行を重ねる五つの頭を持つ龍(五頭龍)がおり、そこへ舞い降りた天女に諭されて改心したという伝説があるそうです。その後、五頭龍は海を離れ、現在の龍口山に姿を変えました。そして天女の天下りと共に出現した島こそが現在の江の島なのだとか。つまり天女とは江島神社に奉られている弁財天ですね。江ノ島では弁財天の夫神として財宝福徳の神としても龍神が信仰されているそうです。

…ということで、今回はこの江島神社の銭洗白龍王で銭洗をさせていただくことにしました。

春=張る(お財布が張る)という意味で、縁起が良いとされる春財布。年末から新年にかけてお財布を新調される方も多いのではないでしょうか?新春のプレゼントキャンペーンとして、江島神社の銭洗白龍王で洗った福銭をお客様にお届けするべく、江の島に向かいます!

 

今回の参拝ルートは、小田急・片瀬江ノ島駅を出発→江島神社参拝→稚児ヶ崎で折り返し→片瀬江ノ島駅に戻るというもの。ざっくりとMAPにするとこんな感じ↓です。

 


小田急線に乗り、片瀬江ノ島駅に到着。龍宮城を模したとてもユニークな外観です。

駅を出て江の島弁天橋を渡り、江ノ島に向かいます!

入り口にあらわれたのは「青銅の鳥居」。額に書かれている「江島大明神」はよく見ると蛇を象ったユニークな書体です。

鳥居をくぐると、弁財天仲見世通り。土産物屋など色々なお店が立ち並んでいました。

仲見世通りを進むと朱の鳥居が見えてきます。

江島神社の全景絵地図を発見!江島神社の始まりは552年、欽明天皇の勅命で島の洞窟(岩屋)に神様をお祀りしたことなんですね。聖徳太子よりも前の時代なので、軽く1000年を超える歴史。御祭神は3人姉妹の女神様なので、宮も「辺津宮」「中津宮」「奥津宮」の三宮あります。順番にお参りしていきましょう。

朱の鳥居の奥に見えていた瑞心門は龍宮城を模した神門。


辺津宮・中津宮・奥津宮の三宮を総称して「江島神社」。それぞれの御祭神は下記の通り。

◆辺津宮[へつみや](下之宮)…田寸津比賣命[たぎつひめのみこと]
 弁天堂には日本三大弁財天の妙音&八臂弁財天像が祀られています。
 そして、今回の目的である白龍銭洗池もここにあります!

◆中津宮[なかつみや](上之宮)…市寸島比賣命[いちきしまひめのみこと]
 境内に歌舞伎界から奉納された石灯籠などがあるようです。弁財天といえば、芸事の神様ですからね。

◆奥津宮[おくつみや](御旅所・本宮)…田紀理比賣命[たぎりひめのみこと]
 源頼朝奉納の石鳥居、八方睨みの亀などがあるようです。

三宮のほかに、江島縁起にあった龍神を祀る「龍宮[わだつのみや]」があります。こちらもぜひお参りしなくては!

手水で手を清め(コロナ感染対策のため柄杓等は置かれていませんでした)、辺津宮にお参りします。

辺津宮のすぐ左隣には日本三大弁財天として有名な八臂弁財天はっぴべんざいてん(国指定重要文化財)と裸弁財天・妙音弁財天(市指定重要文化財)が祀られている奉安殿。拝観料を納めてお参りします。

*拝観時間午前8時30分~午後4時30分
*拝観料:大人200円 中高生:100円 小学生:50円  小学生未満:無料 (25名~団体割引)
奉安殿の入り口には「一文字願立ての白い巳さま(初穂料500円)」がありました。小さな可愛らしい巳さまに願いを込めた一文字を書いて納めるそうです。これは…願立てしなくては!


もちろん書いた文字は「財」です、はい。弁”財”天さまですからね。
堂内は撮影禁止。八臂弁財天はっぴべんざいてんと裸弁財天・妙音弁財天の前に巳さまをお供えするところがあるのでそちらにお納めしました。

そして、いよいよ白龍銭洗池に向かいます。場所はちょうど奉安殿の向かいくらいの位置にある、エスカー(2区)の下り口横です。
池の中に龍神像とお賽銭箱がありました。龍神の持つ玉から水が流れ出ています。
こちらの白龍銭洗池にて、五円玉を銭洗させていただきます。

銭洗は無事完了。でも、江島神社は三宮ありますから、きっちり全ての宮にお参りをさせていただき、福徳を頂かないといけませんよね!

御岩屋道を進み(途中、急な階段です)、中津宮に向かいます。
朱色の鮮やかな社殿。津宮へ続く参道の両側には、江戸歌舞伎「市村座」と「中村座」が奉献した一対の石燈籠があります。歌舞伎役者の手形も!

江ノ島のちょうど真ん中くらいまで進んだところで、ちょっと休憩を。中津宮の少し先に進むと、亀ヶ岡広場があり、カフェや売店で休憩することができました。
 ▲イルキャンティカフェ。オーシャンビューのテラス席はとても景色が良く、気持ちが良いです。
 ▲ゆうひ茶屋。たこ煎餅や飲み物などを購入できます。

休憩で元気を取り戻したら、奥津宮を目指します!これまで登りが多かったのですが、ここからは下っていきます。途中道の両脇にお菓子屋さんやお土産屋さん、おしゃれなカフェなどがありました。こちらでランチをしたり、お茶を飲んだりして景色を楽しむこともできるようです。

奥津宮の鳥居が見えてきました。こちら「吾妻鏡」に記述がある、源頼朝が寄進したとされる鳥居だそうです。
岩屋(龍神伝説発祥の地)に一番近い奥津宮。昔は、本宮または御旅所おたびしょと称されていたそうです。というのも、岩屋本宮に海水が入りこんでしまう四月~十月までの期間は、岩屋本宮のご本尊が、奥津宮(御旅所)に遷座したからなんですって。
この拝殿の天井には「八方睨みの亀」の絵が飾られています。八方とは「あらゆる方向」という意味で、どこから見ても描かれた亀と視線が合い、こちらを睨んでいるように見えることからこう呼ばれるのだそうです。現在飾られているのは復元画で、実物は社務所に保管されています。
これで江島神社の三宮は全て参拝完了しましたが、まだこの先に龍神様を祀った「龍宮(わだつみや)」があります!今回銭洗させていただいたのは龍神の池ですので、こちらにもきちんとお参りしましょう。
大きな龍神の像がのったお宮はインパクト大…!岩屋本宮の真上にあたるところに建てられたお宮だそうです。御祭神は龍宮大神。
『太平記』には、鎌倉幕府創設のころ、北条時政が子孫繁栄を祈るために御窟(現在の岩屋洞窟)で参籠した際、目の前に弁財天が現れ、願いを叶える約束をすると龍(大蛇)に姿を変えて海に消えていったと記されています。江島縁起をはじめ、こういった言い伝えが数多く残されていることから、龍神信仰と弁財天信仰は古くより深く結びついていたことがわかりますね。

せっかくなので、江ノ島の端っこまで行きます!

島の西南端、岩屋の周辺に広がる、稚児が淵。かつて白菊という稚児が身を投げたという悲しいお話が名前の由来だそうです。
この場所は屏風のように連なる断崖の真下にあり、打ち寄せては砕ける波と、富士山の向こうに沈む夕日の美しさで知られ、「かながわの景勝50選」にも選ばれています。ちょうど夕方に差し掛かっていたため、沈みはじめた夕日を見ることができました。

あとはここから来た道を引き返して帰路につきます。途中で島民の生活道路に入る横道があるので、そちらを使うと階段を回避できます(疲れた方はこちらの道がおすすめです)。もちろん帰り道も景色を楽しみたい方やお土産屋さんをのぞきたい方は来た道をそのまま戻られるのも良いと思いますよ!

……ということで、銭洗白龍王の福銭、完成です!


この福銭は、キプリスオンラインショップで2023年1月5日AM10:00〜2月6日AM9:59の期間にご購入いただいた全員にプレゼントいたします(先着300名様)。

日本三大弁財天・江島神社の白龍王がもたらす福徳が皆さまに届きますように…!!

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