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貝+木+布=?

更新日時:2020/05/26

「貝」と「木」と「布」で何になるか?
・・・答えは「財布」です。

 

財 布 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)  

財は「子安貝(貨幣)」の象形と「川の氾濫(はんらん)をせきとめる為に建てられた良質の木」の象形から、「人にとって価値のあ
るもの」を意味し、「木づちを手にする」象形と「頭に巻く布にひもをつけて帯にさしこむ」象形から、木づちでたたいてやわらかくした、「ぬの」を意味する「布」という漢字が組み合わさり『財布』となった。

 

財布とは、「金銭を入れて持ち歩く革や布などで作った袋(出典:デジタル大辞泉)」のこと。
「財」の字は「子安(貨幣)」と「良質の」の象形から成り立ち、「布」の字は「に紐をつけて帯に差し込む」象形から成り立っているので「貝+木+布=財布」です。

中国で子安貝が貨幣として使われはじめたのは殷王朝(紀元前1600年~1046年)。お金に関係のある漢字に「貝」がつくものが多いのはこのためです。

同じ頃の日本はといえば、縄文時代。当時は穀物や布などの品物が交換手段として使われていました。いわゆる「物品貨幣」です。日本で最初の鋳造貨幣は708年につくられた「和同開珎(わどうかいほう[ちん])」、その後に紙幣が登場するのは1600年頃。

どんどん形を変えていく貨幣の歴史と財布というアイテムは密接な関係にあるといえるでしょう。次はどんな形になっていくのか、楽しみでもありますね。 

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