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600年の伝統製法「徳島産阿波藍」で染め上げた天然本藍染革『SUKUMO Leather(スクモレザー)』とは
更新日時:2016/01/18
SUKUMO Leather(スクモレザー)とは、国選定無形文化財である徳島県の阿波藍を使い、京都で天然灰汁建本藍染された、世界でも稀有な天然本藍染革です。藍の葉を熟成・発酵させてつくられる天然染料「蒅(すくも)」、その作り方は約600年も受け継がれてきた伝統の製法です。
CYPRISの『藍〜AI〜』シリーズでは、この「蒅(すくも)」を使って染められた革を使用しています。
今回は、600年の伝統製法「徳島産阿波藍」で染め上げた天然本藍染革『SUKUMO Leather(スクモレザー)』についてご紹介します。
原料に徳島産阿波藍を使用
原料には徳島産阿波藍を使用。阿波地方における藍の栽培、製法には約600年の歴史があり、現在5件ほどしか残っていない「藍師(あいし)」によって育てられたものが「阿波藍」です。
乾燥、熟成、発酵を繰り返し、種蒔きから約300日もの間、一日も休むことなく作られる「阿波藍」は、まさに藍師の魂の結晶なのです。
乾燥させた藍の葉
手間暇をかけた染色工程
その貴重な阿波藍を使い、天然灰汁建本藍染にこだわる京都の呉服染色職人が染め上げます。
阿波藍を使用した天然染料「蒅(すくも)」に、革を幾度も浸しては汲み上げる作業を続けることで、空気と触れ合い酸化させ、藍の風合いを作りだします。濃い色を濃く出すときはその作業が40回も続くほど、手間暇をかけて染色されます。
仕上げ
京都で染め上げられたSUKUMO Leather(スクモレザー)は、兵庫県たつの市にある皮革工場のステンレス製のドラムで湯戻しをします。
藍は強アルカリ性のため、革には不向きと言われています。
しかし、染色後にステンレス製のドラムで湯戻しされながら天然の藍色を定着させています。くわえて、革を一枚ずつばた振り機にかけ、繊維をほぐすことで、驚くべきしなやかさをもった革が完成します。
染色・仕上げが施されたSUKUMO Leather(スクモレザー)
[動画] SUKUMO Leather が仕上がるまで
CYPRIS『藍〜AI〜』シリーズ
CYPRISの『藍〜AI〜』シリーズでは、この伝統製法により作られたSUKUMO Leather(スクモレザー)を使用しています。
天然の藍を使い、紺藍(こんあい)という濃い藍色に染色された革とまだらに濃淡がでるローケツ染めを施した革をコンビネーションで使用。日本の繊細な美意識、遊び心をあらわす「折り紙」をモチーフに、折り重ねたようなデザインを取り入れています。
CYPRISの『藍〜AI〜』シリーズの製品ラインアップはこちら
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