スタッフの愛用品 vol.1　ブックカバー｜レーニアカーフ

更新日時：2023/06/02

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皆さんは普段電車の中で何をしていますか？
スマホを触ったり、音楽を聞いたり、少しうとうとしたり…また本を読むという方もいるのではないでしょうか。かく言う私も、通勤時間はしばしの読書タイムとしています。図書館で借りてきた小説を読むことが多いのですが、本のタイトルや「◯◯図書館」と書いてあるのを周りの人に見られるのがちょっと気になっていました。そこで最近、キプリスのブックカバーを購入しました！

※商品等の情報は2023年5月31日現在のものです。

ちなみにこの「ブックカバー」、日本独自の文化だと言うことはご存知でしたか？
ブックカバーの歴史は大正時代まで遡ることができるようです。当時より日本では、書店名などの入った紙で本を包む習慣があったそうです。現在も書店で本を購入すると紙製のブックカバーをかけてくれるサービスがありますよね。このサービスは「会計済みと一目で分かる」「書店などの広告宣伝になる」という目的もあります。カフェや電車で本を開けば、書店名などが近くにいる人の目に入りますものね。
最近では店員さんの手間を減らしたり、エコの観点からもお断りする方も少なくないのではないでしょうか。
永く使える革製のブックカバーは、使い込むほどに味が増し、環境にも優しいアイテムと言えますね。

近年、電子書籍化も進んでいますし、本を持ち歩かなくてもタブレットひとつで沢山の本が読めるというメリットも多くあります。それでも本はやっぱり紙派！という方もまだまだ多いかと思います。また、電子書籍化を許可していない作家さんもいるので、本でしか読めない作品もあるんですね。
大事な本が折れるのを防止したり、本のタイトルを隠したり、まだまだブックカバーは読書をする人にとっては必要なアイテムです。

購入品

今回購入したのはこちらの商品です。革の薄さと手触りの良さが決め手でした。

レーニアカーフとは

「Rainier Calf」〜薄手でキメと繊維構造が細かい最高級の美しい素材を使用〜

＜シリーズ名に込められた想い＞

米ワシントン州にあるカスケード山脈最高峰の山「マウントレーニア」にちなんで “カーフの最高峰” という意味が込められたシリーズ名「レーニアカーフ」。キプリスブランド立上げ当初から展開している代表的なロングセラーシリーズです。

カーフ素材は、生後6ヶ月以内の仔牛の原皮で、乳牛種の雄が大半を占めています。 生後3ヶ月位までの原皮は、 特に「ベビーカーフ」と呼ばれ、産まれたての赤ちゃんの頬のような風合いとなります。 
レーニアカーフは、「ベビーカーフ」を使用しており、薄手でキメと繊維構造が細かく美しいのが特徴です。
この素材は熟練された一級職人でなければ取扱いがとても難しく、縫製をしている途中にも傷がつかないよう丁寧に取り扱わなくてはなりません。
傷がつきやすいということは、使い込むほどにアジが出てくるということでもあります。

また、漉き(革を薄くする工程)は高い技術が必要な工程で、革漉き専門の職人もいるほどです。技術のある熟練された職人は新聞紙の厚さ(0.04mm)を半分(0.02mm)に漉ける技術を持ちます。

表面に加工を施さない素上げで仕上げているため、仔牛の革のキメの細かさ、素上げの風合い、また使い込む程に増すサラッとしたソフトな感触を楽しめる革です。

使ってみた感想

購入後、あまりにも革がきめ細かく繊細な手触りなので、使うのが怖くて2週間ほど引き出しにしまっていました。

色はワインにしました。深みがあり良い色です。グリーンも素敵な色だったので悩みました。

厚みを感じさせない革の薄さです。あえて装飾を削ぎ落とし、素材にフォーカスしているのがよく分かります。

裏地は合皮です。表地の革と同系色で馴染みの良い色です。左側のフラップは本の厚みに合わせて調整可能です。

見開き右側にはカードやメモなどを入れられるポケットが2つ付いています。読書中に外したしおりを収納するのに便利です。本のカバー裏などに挟んだしおりを何度か電車内で落としたことがあるので、これは嬉しい仕様です。また、「CYPRIS」のブランドロゴと「MADE IN JAPAN」の刻印が入っています。

レーニアカーフの詳しいお手入れ方法はこちらをご覧ください↓

本を入れてみました。革が薄く柔らかいので、本にぴったりと沿い違和感がありません。今回は560ページの本を入れてみてちょうど良いサイズ感でした。

使い始めたその日から、手に馴染み両手で本を持ってページを捲るのにもストレスがありませんでした。そして何より、革がサラッとしていて気持ちいい手触りです。自分の場合、1日の中で財布より触っている時間が長いブックカバーにこの素材を選んだのは正解でした！
普段リュックに入れていますが、懸念していた傷のつきやすさは今のところあまり感じません。爪で擦ってしまった時などは、指で軽く革の表面を馴染ませてあげています。ただ、やはり革なので、水筒や濡れた折り畳み傘を一緒に入れて濡らしてしまわないように注意しています。

◎使い始めから革が柔らかく、使いやすいものが良い
◎上質な革で手触りがいいものが好み
◎革の経年変化を楽しみたい
◎落ち着いた色味、シンプルなデザインが良い

という方にとてもオススメなブックカバーです！

一方で、最初は硬めで使い込んでいくうちに革が馴染んでいく変化を楽しみたい方もいらっしゃると思います。
キプリスでは、今回ご紹介したレーニアカーフ以外にも、他シリーズでブックカバーをお取り扱いしております。

キプリスのブックカバー(文庫本サイズ)

文庫本ブックカバーはA6サイズになるので、ブックカバーとしてだけではなく、A6サイズのノートや手帳カバーとして使用するのも良いですね。上質な革のブックカバーはなかなか自分では買わないかもしれませんが、貰えたら嬉しいもの。
また今回ご紹介したブックカバーはオプションで名入れもできるので、特別感も増します。普段使いはもちろん、プレゼントや送別品など、思い出に残る贈り物としてもおすすめです。

今回ご紹介したブックカバー以外にも今後、愛用品やオススメ商品などをまた載せていけたらと思います。
週末以外は毎日使用していますが、本当に良い手触りで使いやすく、「買って正解！」のお気に入りとなりました。ときどきケアしながら大事に使っていこうと思います。

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