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革の個性が活きる無染色のコードバン・Oil Shell Cordovan Natural Collection

更新日時:2020/02/28

無染色のままグレージング加工


もともと皮についていたシワや血管、毛穴などの痕跡、色ムラをそのままに、一枚一枚表情の違う革の個性を活かした無染色のコードバンを使用しているのが「オイルシェルコードバン ナチュラルコレクション」です。

コードバンが持っている繊細で自然な風合いを最大限に楽しめるよう、なめし後にオイルを加え、無染色のままガラスや瑪瑙の石で磨きあげる「グレージング加工」を施しました。

人の肌が人それぞれ均一でないように、革にも毛穴や色ムラがあります。無染色のコードバンは、それぞれの革の個性でもある血管や毛穴の痕跡がよく見えるため、2つと同じ表情のものがない唯一の革小物になるのです。


わずか1〜2ミリのコードバン層を削り出す


コードバンは、馬の尻の部分の皮を何ヶ月もの時間をかけて鞣した、とても貴重な革です。

そもそもコードバンは、馬革臀部(でんぶ)の皮全部が「コードバン」に加工されてできているわけではありません。正確には馬臀部表皮の下にある「コードバン層」と呼ばれる厚さわずか1~2ミリ弱の緻密な繊維層のある部分を指してコードバンというのが正しい見識です。
この「コードバン層」を露出させるために、革の床面(裏側)から少しずつ削りだしていくという大変手間のかかる工程を経て作られた革が「コードバン」。厚さが1〜2ミリ弱の層を削り出すのですから、作業は非常に熟練した職人の腕が要求されます。こうして削り出した「コードバン層」は、繊維が非常に緻密であるため、牛革の2倍の強靭さを備えていると言われています。

もうひとつコードバンの特徴として有名なのは、ツヤのある光沢です。これは革の表面をガラスや瑪瑙の石で磨く「グレージング」という工程によるもの。一枚一枚丁寧に磨き上げて仕上げられたコードバンは「革の宝石」にも例えられる美しさを誇ります。

 

月日を重ねて飴色に変化


無染色のコードバンはヌメ革と同じようにエイジングがとてもよくわかる素材です。日光や熱、ケアオイルや手の脂が染み込んでいき、表面が自然と摩擦で磨かれることで「飴色」に経年変化していくさまは、レザーファンを魅了してやみません。適切なケアをすることで自分だけの経年変化を楽しむことができ、愛着が生まれる素材です。

 


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