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両国・江島杉山神社にお参りしよう!
更新日時:2023/12/12
毎年恒例になっている銭洗企画も今年で5回目です。今年は東京都・両国にある「江島杉山神社」に行ってまいりました。
両国といえば「相撲」のイメージも多いのではないでしょうか?有名な「両国国技館」では大相撲の他、プロレスやコンサートなど様々なイベントが開催されています。他にも「江戸東京博物館」や「刀剣博物館」などの博物館の他、かき氷店やお洒落なカフェなど、人混みを避けてのんびり観光・お散歩するのにおすすめなんです。
そんな両国にある本所一ツ目弁財天「江島杉山神社」。神奈川県藤沢市江島神社の弁財天の御分霊と、弁財天を深く信仰した「日本の鍼の父」といわれる杉山和一をお祀りした神社です。江島神社といえば、銭洗いのために昨年訪れた場所なのです。
昨年のレポートはこちら↓
もうすぐ新年。新年に向けて新しいお財布や春財布を検討される方も少なくないのではないでしょうか?新春のプレゼントキャンペーンとして、弁財天様に福徳をいただくべく、両国・江島杉山神社へまいります!
【アクセス情報】
JR「両国駅」西口より徒歩7分
都営大江戸線「両国駅」A4出口より徒歩12分
都営新宿線「森下駅」A5出口より徒歩12分
区内循環バス すみだ百景すみまるくん・すみりんちゃん 「江島杉山神社入口」下車 徒歩3分
地図を頼りに歩いていくと・・・ありました!建物に挟まれて鳥居があります。「江島杉山神社」「杉山和一記念館」「杉山鍼按治療所」と書いてあります。
奥へ進むと、もう一つ鳥居があります。拝殿の左側には、社務所、授与所、杉山検校記念館があります。
江島杉山神社とは・・
当社は神奈川県藤沢市江島神社の弁財天の御分霊をお祀りしている。
弁財天を深く信仰した杉山和一は武家の生まれで幼くして病により失明し、身を立てるために鍼術を志す。江戸の山瀬琢一に入門するも、技術が向上せず師の下を破門される。
しかし目の不自由な自分が生きるために何かを成さねばならぬと江ノ島弁天の岩屋に籠り断食修行を行う。満願の日、大きな石につまづき倒れてしまうが、何か足に刺さる物があり手に取ってみると筒状になった椎の葉に松葉が包まっていた。
「いくら細い鍼でも管に入れて使えば、盲人の私でも容易く打つことができる」
こうして現代の鍼術の主流となっている「管鍼術」を授かったのである。躓いた石は「福石」として本社江島神社に祀られている。
その後京都の入江豊明の下で更に鍼術を学び、江戸で開業すると鍼の名人として有名となった。この和一の名声を聞いた五代将軍徳川綱吉が、和一を「扶持検校」として召し抱え、日夜自身の治療にあたらせた。
六十一歳で盲人最高位の役職に就き「鍼治講習所」を開いた。多くの弟子に鍼・按摩技術を教育し職業の確立を進めた、世界初の盲人教育の場である。
綱吉公の難病を治療・回復させた功により和一が八十三歳の時、何か欲しい物はないかという綱吉公の問いかけに「ただ一つ目が欲しゅうございます」と答え、元禄六年六月十八日、当地本所一ツ目に総録屋敷の領地を賜わり、また老いてもなお江ノ島への月参りを続ける和一の身を案じ、江ノ島弁財天を当地に勧請して祀ることを許され、翌年には荘厳な社殿が建立された。
たちまち「本所一ツ目弁天社」と呼ばれ名所になり、江戸庶民の信仰を集めた。
翌元禄七年五月十八日杉山和一 八十五歳没。
明治四年 当道座組織が廃止され総録屋敷も没収されるが、当社は綱吉公が古跡並の扱いとしていたため残され、社名も江島神社となる。
明治二十三年四月杉山和一霊牌所即明庵も再興し、境内に杉山神社を創祀。震災戦災により二つの社殿は焼失するが、昭和二十七年に合祀し江島杉山神社となる。
(境内掲示より引用)
杉山検校の業績が認められ、大正13年に正五位が追贈されたのを記念して作製された石碑。顔の下に細かい文字の様なものがたくさん書かれていますが、実はこれ、全部点字なんです。世界に1つの点字石碑だそうです。
まず手水で心身を清めます。
「弁財天の御利益である福徳円満を祈り 浄水にてお金を洗いお詣りください」と札に書かれています。銭洗い用のザルも用意されています。
みなさまの元へ、福が届きますように。想いを込めてお清めいたしました!!
杉山和一は、弁財天を深く信仰していたそうです。
社務所で授与された勾玉をここで洗い清め、美と長寿をお祈りして、御守にすることができるようです。(次回訪れたら、ぜひやりたいと個人的に思っております。)
弁天池には橋がかかっており、歩くことができます。南天でしょうか、可愛い赤い実をつけており冬を感じさせてくれます。
墨田区内には37個もの力石があるそうで、最も重いものがこの石で、重量が93貫(348.75キロ)あるそうです。江戸時代中期から末期まで庶民の気軽なスポーツの道具として使われていたのだそう。さすが両国!という感じですね。
寛政8年に作られたという「いわやみち」と書かれた碑があります。進んでみましょう。
岩屋がありました。杉山和一が管鍼術を授かった、本社江ノ島弁天の岩屋を模したものです。
江ノ島にある岩屋に籠っての修行中、石につまづいてしまった時に足に刺さった筒状の椎の葉に包まっていた松葉にヒントを得て、目の不自由な自分でも容易く打つことが出来る「管鍼(かんしん)術」を生み出したのです。
ちなみにつまづいた石は「福石」と呼ばれ、江島神社に置かれているそうです。
中に入ってみると、ひんやりとした空気と共に、なんだかパワーを感じました。
中央に、「杉山和一検校像」が祀られていました。写真にはありませんが、この左に「宇賀神像(人頭蛇尾)」、右に「宗像三女神像」が祀られています。
岩屋内には、弁財天のお使いといわれる白蛇の置物がお供えされていました。
11月は秋祭「弁天まつり」が開催され、境内では弁財天ゆかりの江ノ島の名産品販売や、鍼灸あん摩マッサージに親しむことが出来るそうです。今年は残念ながら開催されなかったようなのですが、また来年を楽しみにぜひ再訪したいと思います。実際に訪れてみて、杉山和一のことを調べて感銘を受け、素晴らしいありがたい神社だと感じました。機会があればぜひ皆さんにも訪れて欲しいと思う場所です。人混みを避けての参拝ができるのもおすすめです。
参拝帰りはぜひ、両国で美味しいご飯を食べて帰られてくださいね。両国駅は東口の降車人数の方が多いかもしれませんが、小さい方の改札・西口にも色々あるんです。ちゃんこ、イタリアン、とんかつ・・などなど。中でも有名なのが、「とんかつ はせ川」さん。よくお客さんが並んでいるのを見かけます。そんなはせ川さん、とんかつももちろん美味しいのですが、夜に食べた「だししゃぶ」と「イカフライ」も美味しかったのが印象的です。
食べ物に話が逸れてしまいましたが・・・
さて、清めてきた五円玉のパッケージ完了です!2024年新年の福銭が完成いたしました。
こちらの福銭は、キプリスオンラインショップで2024年 1月9日 AM10:00 〜 2月5日 AM9:59の期間にご購入いただいた方全員にプレゼントいたします(先着300名様)。
2024年、皆さまにとって良い一年となりますように・・・♪
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