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CYPRIS×M.MOWBRAY『アニリンカーフクリーム』のケア製品を発売!
更新日時:2018/08/30
人気のアニリンカーフをしっかりケアできる『アニリンカーフクリーム』
今回紹介するのは、アニリンカーフ専用のケアクリーム『アニリンカーフクリーム』です。キプリス製品の中でも人気の高いアニリンカーフのケアに特化した商品となっています。アニリンカーフの性質に合わせてテイスティングを行い、最適解を導き出したこのケアクリームの特徴をご紹介いたします。
アニリンカーフは、名前の通りアニリン染めという染色を施したカーフレザーです。このアニリン染めというのは、非常にデリケートな染色方法なので、それに対応するやさしいクリームで、シミになりにくいという特徴を持っています。
【特徴1】保湿力が高く、革に潤いを与える
この『アニリンカーフクリーム』は保湿力が非常に高いんです。コードバンクリームより断然高い。そして浸透性も高いので、革の中にどんどんクリームが入り、しっかりと潤いを与えて革を乾燥から守ることができます。
【特徴2】栄養が入るので革が傷つきにくい
しっかり保湿できるので、革がしっとりとした質感になります。これは栄養が入っている証拠で、革が傷つきにくくなります。潤っていると滑りもよく、摩擦を抑えて傷つきにくくなるので、財布をポケットインする方こそビフォアケアを取り入れてほしいですね。
【特徴3】アニリンカーフにベストマッチ
アニリンカーフはツヤが魅力。革に潤いを与えることで、この革本来のツヤ感を出すことができます。またアニリン染めには様々なカラーがありますが、今回すべての色をテイスティングしました。そのため、どの色のアニリンカーフに使ってもシミにならず、色落ちもしないベストマッチなクリームとなっています。
円を描くようにクリームを塗って、サッとから拭きするだけ!
アニリンカーフの魅力であるツヤ感をキープするためには、お手入れが不可欠です。革を乾燥から守るためにも、しっかりケアしておきたいところ。そこで『アニリンカーフクリーム』の使い方を、静さんに聞きました。
—お手入れに使う布は?
レザーケアには、ポリッシングコットンと呼ばれる目が細かく柔らかい布を使ってください。タオルやTシャツの切れ端は摩擦が生じやすく、革が傷ついてしまいます。またクリームの水分を吸い取ってしまい、革に浸透しないのでおすすめしません。
—お手入れの頻度は?
頻度に決まりはありませんが、財布は毎日使うものなので、一週間に1回のケアがおすすめです。もちろん毎日でもOK。革は必ず乾燥するものですので、頻繁にやっていただいて大丈夫です。
—使用するクリームの量は?
一度に布につける量の目安は、小指の先くらいです。ほんの一粒程度。革のコンディションによって使い分けてほしいのですが、基本的には少量ずつ数回に分けて使用してください。たくさんつけても一定量以上は革に浸透しないので効果はありません。
【手順1】布を指に巻いて少量クリームをとる
コットンの布は指に巻くと、細かな作業ができて塗りムラができにくいのでおすすめです。段差をなくして平らな部分を作って巻いて、クリームをちょんと一粒程度とって塗っていきます。
【手順2】まずは目立たないところに塗る
クリームは目立たない四隅から塗り始めるのがセオリーです。これは革とクリームの相性を確認するためで、クリームをつけると黒くシミになってしまう場合があります。私たちは“スタート染み”と呼んでいますが、『アニリンカーフクリーム』はベストマッチなのでスタート染みの心配がありません。安心してクリームを塗ってください。
【手順3】円を描くようにクリームを伸ばす
クリームは円を描くように伸ばすと浸透性が上がります。床屋さんのシェービングクリームと同じで、肌も革も円を描きながら塗ることで潤いが入りやすくなるんです。塗りムラにもなりにくいのでおすすめです。クリームがなくなったら、もう一度同じ量をとり、同様に円を描くように伸ばしていってください。長財布の一面で2回くらいの量が目安です。
【手順4】最後にサッとから拭きする
最後の仕上げとして、ポリッシングコットンの布でから拭きします。『アニリンカーフクリーム』は浸透性が高いので、クリームがほぼ乾いた後にサッとから拭きするだけでOKです。力を入れる必要はありません。
お手入れのプロからワンポイントアドバイス
浸透性が高い『アニリンカーフクリーム』は、円を描くように塗ることでさらに浸透力がアップ。革をしっかり保湿できます。これを“保革”と呼ぶのですが、どんな革製品もこの潤いを与えることが大事です。アニリンカーフとベストマッチした『アニリンカーフクリーム』を使えば、シミになることもないので、あまり深く考えずに簡単にケアできます。やさしいクリームだから毎日塗ってもいいくらいなんですよ。
Before&After
『アニリンカーフクリーム』でお手入れすると、栄養がしっかり浸透し、革本来の美しいツヤがよみがえります。ビフォアとアフターを比べて見ると、ツヤ感の違いに驚くはず。みずみずしい輝きを取り戻した財布に、もっと愛着が湧くのではないでしょうか。
また見た目の変化だけでなく、お手入れをすることで革が傷つきにくくなるので、ビフォアケアはとても大事。カサカサの肌にハンドクリームを塗るように、こまめに革にもケアクリームを塗って保湿すれば、キメ細かな質感と深い色味をキープできます。正しいケアでエイジングがもっと楽しくなります!
商品紹介
【CYPRIS×M.MOWBRAY】アニリンカーフクリーム
アニリンカーフ仕上げの革小物に適したケアクリームです。皮革の表面に透明感のあるツヤとベール(膜)をつくります。皮革に潤いと柔軟性を与え、乾燥・ひび割れから革小物を守ります。無色ですのでどんな色の革にもご使用いただけます。
対応シリーズ
・漆-URUSHI-(内側)
・極-KIWAMI-(内側)
・グリッターゴート(表側/内側)
・クロコダイル&シラサギレザー(内側)
・コードバン&リンピッドカーフ(内側)
・シラサギレザー(表側/内側)
・トリロジー(内側)
・ブライドルレザー(表側)
・ブライドルレザー&ルーガショルダー(表側)
・ボックスカーフ &リンピッドカーフ(内側)
・リスシオ(表側/内側)
【品番】No.004700
【容量】60ml
【素材】ロウ・油脂・有機溶剤
【製造元】株式会社R&D
【原産国】イタリア
用途
スムースレザー(一般的なツヤ革)の財布、革小物、ベルト、バッグ、靴等の皮革製品及びブライドルレザー(ロウ引き革)の製品の栄養・ツヤ出し。
注意
・スエード・ヌバック等の起毛皮革製品やエナメル皮革、爬虫類皮革(トカゲ・ヘビ・ワニ・カメ等)には使用できません。
・ツヤが消えたり、色落ち、シミになる特殊な革もありますので、必ず目立たない部分でテストしてからご使用ください。
・別記の用途の製品以外には使用できません。
・使用後は完全にフタを閉めて保存してください。
・子供の手に届かない場所に保管してください。
・使用すると油分・水分が入りますので、皮革の色は必ず濃くなります。
取材協力 株式会社R&D http://www.randd.co.jp/
Photo Hirotake Harata
Text Masahiro Tsuda
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