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より多くのカードを収納でき、ひと目でカードを判別できる「ハニーセル・カードポケット」

更新日時:2016/07/25

ハニーセル・カードポケット

様々なライフスタイルに合わせたレザーアイテムを展開する「キプリス」の革小物には、“一生愛せる、本質的価値のあるものづくり”という理念が込められています。時代に流されないベーシックなデザインと、使いやすさにこだわった緻密な設計、そして繊細なディテールで装飾性と機能美を追求。気が付けば何年も使い続けている――そんな生涯のパートナーを目指して作られています。

これらを実現するために、キプリスの革小物には、和装小物の製作に由来する日本特有の技法が用いられます。そして、「袋もの仕立て」をはじめとする伝統技法を駆使しながら、ときに革新的なディテールで機能性を高め、時代とともに変化していくライフスタイルに寄り添った商品を展開しています。そのディテールのひとつが、モルフォ社が意匠登録をしている「ハニーセル・カードポケット」です。〈意匠登録:第1152526号〉。

蜂の巣構造に仕立てたオリジナルカードポケット

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「ハニーセル・カードポケット」とは、その名が示す通り、蜂の巣構造になっているカードポケットです。4枚のパーツを蜂の巣構造になるように縫い合わせ、そして財布本体と縫製することで9つものカードポケットを表現。多くのカードを収納できると同時に、財布を開いた瞬間にひと目でカードを判別できるのが特徴です。

この「ハニーセル・カードポケット」を初めて発表したのは、今から16年前の2000年のこと。当時、クレジットカードやポイントカードを所持する枚数が増えていくに従い、次第に財布のカード収納枚数が求められるようになりました。これを受けて、“どうやって財布の厚みを抑えながら、多くのカードを収納できるか?”を考え抜いた結果、蜂の巣構造を持つ「ハニーセル・カードポケット」が誕生しました。

ファーストコレクションは、ウィメンズ用の財布に採用。ポイントカードなどを数多く所持し、常に財布に入れておくことの多い女性のお客様へ提案しました。現在はメンズ用の「マットクロコダイル」「シラサギレザー」「シルキーキップ」などの長財布に採用していされています。

通常の長財布の製造工程と比べて、2倍以上の工程と高い技術が必要

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カード収納に長け、優れたディテールである「ハニーセル・カードポケット」ですが、その分、製作には高い技術が必要になります。

のりづけせずに縫製する高い技術力

革小物の縫製は、革のパーツ同士をのりで貼り合わせた後に、上からミシンで縫っていきます。しかし、ハニーセル部分のパーツは、のりづけしないでミシンをかけていくため、非常に高い技術が必要となります。のりづけをしていないと縫い目が曲がったり、縫製中にパーツにズレが生じたりする可能性が高くなるため、職人の中でも熟練したベテランの技術者にしか作ることができません。

560工程を費やす製造工程

また、工程も複雑で、通常は手の込んだ長財布でも250〜300工程のところ、なんとハニーセル長財布は560工程も必要となります。そして工程数が倍増するだけでなく、作業自体も大変難しくなるため生産数が限られてしまいます。1日10時間の作業で、通常のササマチ長財布が7〜8本製造できるのに対し、ハニーセル長財布は2〜3本しか作ることができない、とお伝えすれば、どれほど製造が困難であるかおわかりいただけるかと思います。

デザインは普遍的でありながら、機能面に関しては時代のニーズに合わせて、常に進化を遂げているキプリスの革小物。この「ハニーセル・カードポケット」を搭載した長財布を、ぜひ一度手に取ってご覧ください。

ハニーセル・カードポケットを採用したキプリスの長財布

マットクロコダイル ハニーセル長財布

シラサギレザー ハニーセル長財布

シルキーキップ ハニーセル長財布

※キプリスの正規オンラインショップの「ノイジャパン」でご購入いただけます。

 

Photo  Yoshinori Eto
Text  Masahiro Tsuda